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業務内容

Section 01

アジャスター業務とは

アジャスターとは

社団法人日本損害保険協会に加盟する保険会社の「保険事故」の損害調査を行なう者で、協会にアジャスター登録された者を「アジャスター」といい、「技術アジャスター」「特殊車アジャスター」の2種類があります。

アジャスター制度と資格

アジャスターとは、一般社団法人日本損害保険協会(以下、協会)に加盟する損害保険会社から委嘱を受け、「保険事故」の損害調査業務(自動車の物損事故による損害額や事故の原因・状況などの調査)を行う者で、協会にアジャスター登録された者を言います。

技術アジャスターの資格には、見習、初級、3級、2級、1級の5つのランクがあります。但し、現在1級資格の試験は実施されていませんので、2級が最高ランクとなっています。2級取得までには最短でも7年はかかり、合格率は10%台とかなりの難関ですが、当社は2級資格の保有率が79.9%(平成30年4月1日現在)と業界で最高水準を誇っております。平成30年度の2級資格試験の合格率は、当社21.1%で全社平均の12.5%と大きく上回っています。また、3級資格試験の合格率も当社41.2%で全社平均の28.9%を大きく上回っています。

2級試験の内容

筆記試験
  • 1)アジャスター規則および関係法令の知識
  • 2)自動車工学に関する知識
  • 3)自動車の構造および機能に関する知識
  • 4)自動車の損害の適正評価に関する知識
見積試験
  • 1)アジャスター規則および関係法令の知識
  • 2)自動車工学に関する知識

アジャスターの業務

アジャスター規則により、資格を取得した上で、『「保険事故」に関し、損害車両の損害額、事故の原因および損傷部位と事故との技術的因果関係の調査確認並びにそれらに付随する業務を行なう』と「アジャスター規則」に定められています。 具体的には、修理工場を訪問して実際の損傷車両を確認しながら、整合性有無(報告どおりの事故かどうか)の確認をし、復元「修理」をするための「報告書」を作成します。また、修理工場から送られてきた損傷車両の「写真(画像)・見積書」の修理見積内容や整合性が適正か否かを確認したり、事故の「原因調査」などの業務を行ないます。 アジャスターは弁護士の補助業務を行なうための「物損事故調査員」という資格を持っていますので、社内業務では、相手の方や相手方加入の保険会社の担当者と「損害額」「過失割合」についての交渉等の業務を行うこともあります。 アジャスターの業務は、不幸にして発生した自動車事故の解決・保険金のお支払に関わる業務として、上記のように、幅広い知識(理学・工学、法律、文章力)、交渉力、正義感、積極的な姿勢が必要で社会的にも重要な仕事であり、大変やりがいのある仕事であるといえます。

Section 02

先進技術を活用した損害調査

当社では次世代の損害調査ツールを積極的に導入し、損害調査業務に活用しています。

EDRデータを活用した調査

自動車には、飛行機に搭載されているフライトレコーダーのような事故記録装置が搭載されており、これをEDR(イベント・データ・レコーダー)(注1)と呼んでいます。このEDRデータを呼び出すことのできるツールが、BOSCH社が製造販売しているCDR(クラッシュ・データ・リトリーバル)です。このCDRを使用してデータの呼び出し、事故の際の車両の解析を行うためには一定期間の訓練を受けたのち、修了試験に合格して、CDRアナリスト資格を取得する必要があります。当社ではCDRアナリスト資格を業界に先駆け20名(注2)が取得し、全国に配置、展開することで迅速な原因調査を行い、お客さまへ安心をお届けするサービスの提供を行っています。

注1:EDRはメーカー、車種、年式などにより搭載されていない場合があります。
注2:2019年1月現在

Section 03

技術情報

当社ではアジャスターから自動車メーカーへ提案活動を展開しています。 調査した事故車から復元修理に関わる修理性や経済性の向上に資する情報を収集し自動車メーカーへの提案活動を展開しています。 この情報が、マイナーチェンジや次期モデルへ反映され修理性が向上し、保険会社だけでなくユーザーへの経済的な修理が提供可能となります。

01

例)事故でヘッドランプの取付部ステーが折れた場合

取付部ステー(ランプと一体整形)に代わるヘッドランププロテクターリテーナー(補修用ステー)で修理完了。

02

修理工場の方々へ「正確な見積作成」のセミナーを支援しています

当社では、あいおいニッセイ同和損保の代理店工場の方々に対し、見積セミナーの講師をお引き受けしています。 車両損害を正確に見積もることでお客さまと修理工場の信頼関係を確かなものとなるようご支援しています。 また、当社と修理工場の関係も同じであり円滑な調査に向けて取り組んでいます。

03

ドローン(無人飛行機)を活用した調査

当社ではアジャスター火災鑑定人体制を構築し、火災保険の損害確認業務を担当しています。 このアジャスター火災鑑定人がドローンを活用して迅速に損害を確認します。

災害調査
事故原因調査

ドローンを活用することによって上空からの調査が可能となり、従来の方法では確認が困難な場所や建物を広範囲に俯瞰的に記録することで適切な損害調査を実現しています。当社では地方公共団体が進めている地方創生取組にもドローンを活用した支援を行っています。

また、大規模な自然災害や火災発生時には、上空から被害状況を迅速に把握することで、一日も早い保険金支払いに貢献しています。自動車の車両損害についても同様な対応を行います。様々な環境や条件での飛行に対応するため、複数機種を保有のうえ調査を行っています。